フロリダで一番小さな水族館 2017 <後編>

フロリダで一番小さな水族館、近況報告の後編である。
(前編はこちら
長男、とうとう手を出してしまったのだった・・・

海水水槽!

淡水よりずっとメンテナンスが難しいと聞いていたし、
当然お金もかかるので、私はアレコレ理由をつけて、
延ばせるだけ先延ばしにしていた。
しかし、やはり来る時が来てしまったか、という感じだ。

発端はエイがほしくてたまらなくなった事だった。
しかし色々と調べてみると、先日ご紹介したアロワナ同様、
フロリダではほとんど全ての淡水エイが所有禁止となっている。
地元のアクアリウムショップのお兄さんにその話をすると、
長男の手を取らんばかりの勢いで言った。
「僕も飼えるものならアロワナと淡水エイが一番飼いたいよ」
(なんでこんな輩がゴロゴロいるんだ!?)

「海水は考えたことあるかい?
ない?
怖がることはないよ。
メンテナンスは淡水とそんなに変わらないんだから。」
そう言われた時の、長男の表情はまさに『目から鱗』。
海水エイなら選択肢が色々あるのだ。


時を同じくして、隣の家の庭に水槽が放っぽり投げられていた。
しばらく眺めていたが、一向に使われる様子もない。
オスカーを送り込んで、格安で手に入れることができた。
ところが、運んできてみるとガラスに大きな亀裂が入っている。
車のフロントガラスを入れる業者のおじさんに相談、
特注ガラスと張替えをお願いし、待つこと数週間。
ついにガラスが取り替えられたが、
シリコンが完全に乾くまでさらに10日間かかった。
そしてようやく長男の部屋に75ガロン水槽を設置。
salt tank2

「母は海水の事は全く分からないし、調べる気もないからね」と
宣言してあった。
水槽のろ過装置一式の設置から、
海水の調合、バクテリアの混ざった砂を選んだりと、
全ての作業を長男が調べ、自分でセットアップ。
salt tank1

内心「本当にだいじょうぶなのだろうか?」と疑っていた私は、
アクアリウムショップで水質検査してもらった時、
「問題ないよ」と言われている長男をみて心底驚いた。
長男よ、またまた軽々と、私を超えたな・・・。
salt tank3

水の濁りもとれたのでサイクルのために
海から捕まえてきた魚やエビを入れたり、
salt tank4salt tank5
小さな魚を2匹買って入れたり。
こうして水槽立ち上げから待つこと約1か月。
とうとうショップから連絡が入った。
「ご注文のエイが今日入りました!」
そうして我が家にやってきたのがこちら。
salt tank6
ブルースポット・スティングレイ
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我が家にやって来たばかりの頃は、
恥ずかしそうに砂に潜ってばかりいたので、
出てきて泳ぎ回っている時には、人間側が気を使って
ドアの後ろから眼だけ出してのぞいたり、
抜き足差し足で近づいたりしていた。
が、今ではすっかり慣れて、
餌付けする長男の指の傍まで寄ってくるようになったらしい。
salt tank9
salt tank8
なかなか綺麗。

フロリダで一番小さな水族館 2017 <前編> 

ずっと書いていなかった我が家の動物たちの事を記しておこう。

長男の怪我で全てが停滞していたほぼ1年の間にも、
何匹かの魚や両生類を飼った。
アクアリウムショップで一目ぼれしたディスカスは
長男にしては珍しく、見目麗しい鑑賞に値する魚だった。
しかし実情は痛みでお世話どころではなく、
水替えという重労働が務まるはずもなく、
ディスカスは数週間後に死んでしまった。

さらにニョロニョロ系のサイレンは、
購入時にすでに数個体にあったプチプチが増え続け、
身体中に広がっていった。
寄生虫ではないか?と疑って薬を使ってみたが、
治療の甲斐なく、これまた旅立ってしまった。

イラン旅行中の動物のお世話は
車屋でメカニックとして働いてくれているホゼが一挙に担ってくれた。
給餌の量や頻度、さらに水替えまで細かく指示をした長男。
4週間近く留守にしたが、無事に皆、生き残ってくれた。
ありがとう!ホゼ!

そんなことで、今日は今いる長男のかわいい(?)ペット達をご紹介しよう。
(写真はすべて長男撮影。)
Matamata 2016-2
まずはマタマタくん。
彼は我が家に来てほぼ2年になるが元気に成長している。
生きた魚を毎週100匹くらいはたいらげる。

Snapping turtle 135
次にカミツキガメ。
彼は3年半まえから飼っている。
我が家で一番大きな135ガロンの水槽の上の方で、
バシャバシャ泳ぐようになった。
しかしどうも狭そうなので、彼の移動をずっと考えている長男。
近々変化が起きる予感。

Discus 2016
こちらはディスカス水槽。
前述の通り、1匹目は長男の体調が優れない真っ最中だったので
お世話が上手にできなかったが、
こちらの2匹は順調に大きくなってきている。
本当はもう4匹くらい一緒に群れで飼いたいらしい。
(頑張ってお金を貯めてください。)

Puffy
我が家一愛嬌のあるパフィー。
ファハカ・フグという種類のアフリカにいる淡水フグだ。
よく食べ、よく泳ぎ、よく襲う。
なのでタンク・メイトはなし。
55ガロンを独占中。
(実はもう一匹、同じ種類がいるのだが省略。)

<写真がないので、また後日。>
別の種類の淡水フグ。
地元のペットショップに頼んで「スヴァッティー」という種類を
取り寄せしてもらったところ、この子が届いた。
長男は一目見て「違う・・・」と思ったが、結局購入して帰宅。
ムブ(マンブ)という種類ではないか?という。
本当にムブなら巨大になり、高額で売買される種類らしく、
「安かったなー」と言っているが・・・本当なのか?!

Arrowana silver 2016
次にアロワナ。
これもわりと最近我が家にやって来た魚。
ご存知の方も多いと思うが、将来は巨大に成長する。
現在55ガロンに住んでいて、見るたびに大きくなっている気がする。
Arrowana tiled tank update
「水槽の床にタイルを入れたい」とDIYの真似事をして、
タイル・カッターを買い、悪戦苦闘の末、切らされるのは母・・・。

長男はもっとカラフルなアロワナを希望していたのだが、
フロリダでは売買も、飼うことも禁止されている。
なので彼は将来の移住を真剣に考えている。
(日本へ行け!日本へ!)

と、ここまでで長男のペットをご紹介してきたが、
現在一番新入りの紹介は次回することにしよう。
というわけで、後編は後日・・・

2017年始まる

イラン旅行記以来、またまたブログを放置してしまった。
とりわけ忙しいわけではないのだが、気づくと日々が過ぎ去っている。

2016年後半、サンクスギビング、クリスマス、大晦日と
比較的ひっそりと過ごした。
家族水入らずでターキーを焼いて、
ポカポカ陽気のデッキでご馳走を食べた。

新年はお友達のお宅にご招待いただき、
子どもも大人も入り混じっての書初め大会。
長男は「筋肉」←筋トレに燃えている
次男は「貯金」←相変わらずガッチリしている
私は「愛」「自由」「繁栄」←繁という字を間違う始末・・・

気持ちも新たに、2017年も頑張っていこうと思う。
もちろん、ブログも更新頻度を上げたい。

今年もよろしくお願いします。
Matamata 2016-3
上向きでいきまっしょ!

イラン旅行記 <9> 従兄の別荘

ここ数年、オスカーの従兄や甥、姪達の結婚・出産ラッシュ。
一族の新しいメンバーが増え続けている。
この日はマジッド&オミッド兄弟の別荘へ招かれた。
二人は昔ベヘルーズの薬局で働いていたが、
今は独立し、二人で薬局を経営している。
ちなみにマジッドとオミッドはベヘルーズの妻であるパルビンの弟達。

アブ・サルデという別荘地らしいのだが、テヘランからは1時間強かかった。
到着してみてビックリ!
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この解放感!
山の斜面にあるベヘルーズの別荘とはまた違った雰囲気。
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やはり果樹が沢山。
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犬や鶏を飼っていた。
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この街の名前「アブ・サルデ」「冷たい水」という意味。
別荘にあった大きなプールの水がものすごく冷たい。
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山から引いているのだろうか?

ベランダから見守る女性陣。
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肌を見せてはいけないせいか、女性達は泳げない人が多い。
私は服を着たままプールで泳いだのだが、皆、珍しい生き物でも見るかの様。
私と一緒に唯一泳いでいたのがセピデ。
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超美人でスポーツ万能なサイードのフィアンセ。

この日はマジッドとオミッドの兄弟姉妹がほぼ全員集まり、
それぞれの父、母などが加わって大勢だった。
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ランチ風景。
食事の後は、女性陣が散歩に行くと言うのでついて行った。
超いたずらっ子のバルディアも一緒。
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道端の風景
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女性陣記念撮影
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帰りはトラックの荷台にのってはしゃぐ女性陣。
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夜になっても大騒ぎ。
サッカーゲームをしてみたり、記念撮影をしたり。
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オスカーと両親
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バルディア+おじいちゃん(青年時代オスカーとつるんで悪さしていたらしい)
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家族が多いっていいなぁ、と思う。
しかし濃密な家族には、それなりの波風も立つわけで、
私も過去に何度か一触即発(!)の親族会議に同席させられたことがある。
そんな色々な事もありながら、こうして集まって
一緒に楽しく過ごせるのは本当にうれしい。

イラン旅行記 <8> ハマダーン旅行③

ハマダーン市内を駆け足で廻った理由は、今回の最大の目的地、
アリー・サダッド洞窟へ向かうためだ。
ハマダーンから約2時間ほど離れた場所にあるこの洞窟は、
知り合いのイラン人から「ぜひ行ってみて!」と勧められていた場所だ。

Iran Japanese Radioのサイトに詳しい説明があるので、ぜひご一読あれ。

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またもや荒野をひた走り、やがて黄金色の小麦畑が遠くまで続く、
アッバス・キアロスタミの映画に出てきそうな景色に変わった。
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しかし畑の起伏は丘という雰囲気で、一体どこに洞窟が?と訝しんでいると、
「はい、到着」と言われた。
日本の感覚から、山の麓にあるのかと思っていたら大間違い。
やはり観光地らしく、レストランや遊具などの施設があり、
その奥の立派な建物に入ると、ライフ・ジャケットを渡された。
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それを着用して進んでいくと、すぐに洞窟の中へ。
入った瞬間、ひんやりと涼しい。
入口は広々としていて、段々と狭くなっていくけれど、
きちんと整備され、ずっとライトアップされているので
閉塞感もなければ、心細くもならない。
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ただ通路の左右にずらーーーーっと椅子がならんでいるので不思議に思っていると、
普段は観光客で長蛇の列になるので、椅子に座って待つのだという。
これまたラマダンの影響で、洞窟内には人っ子一人いず、我ら一行の独占ツアー。

やがて船着き場に到着。
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ボートに乗り込み、船頭とお客一人のボランティアとで足漕ぎで進んでいく。
我らの漕ぎ手は義弟のベヘルーズ。
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ところどころに水深が記されており、深いところで13メートルとあった。
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水は澄んでいて冷たかった。
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あちこちから垂れ下がる鍾乳洞は圧巻そのもの。

その後船を下り、徒歩でガイドが説明してくれる区間があった。
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またもう一度船に乗って、合計2時間強の洞窟散策だった。

自然が作り出した美しい鍾乳洞に囲まれた異空間でを満喫できた。
オスカーも弟夫婦も初めて訪れたので、満足気だった。
「こういう所に遠足で子供たちを連れてくればいいのに。」と
しきりに言っていたオスカーであった。