5月のカード作り

先月に引き続き、またナンシーのお家にお邪魔して
スタンプを使ったカード作りをさせてもらった。

前回はナンシーが前もってスタンプを押し、
全てのパーツを切り揃えて準備しておいてくれたのに対して、
今回は「フリースタイル」とでも言おうか?
ある程度、色の合った紙を数種類グループにして、
それをどう使っていくかは私任せにしてくれた。
スタンプの種類もさることながら、
リボンやその他の道具を駆使すれば千差万別のデザインが作れ、
想像以上にやり甲斐と達成感がある。

カタログやネットからの写真などから、デザインのヒントになる物を探して、
紙の色や質感の組み合わせを確かめつつ、
スタンプを押す場所、または切り取ったピースを貼る場所を吟味。
悩んでいるとナンシーが
「このリボンはどうかしら?色がぴったりよ!」
と、紙にお似合いのリボンを出してきてくれるので、
全体のバランスをまた考え直し・・・
とやっていると、あっという間に時間が過ぎていく。

完成した作品は4つ。
4 cards front
開くとこんな感じ。
4 cards

お誕生日だけでなく、感謝の気持ちや「ハロー」の挨拶カードなど、
色々なメッセージを込めて贈ることができるカード。
お店にはそれこそ沢山の既製品が売っているけれど、
こんなオリジナルもいいのじゃないかな?と思う。

やればやれほどハマってしまいそう。
ナンシーの紙や道具を毎回使わせてもらって申し訳ない気がするが、
「一緒にやってくれる人がいるといいわ!」と、笑顔で言ってくれる。
次回は何か、ランチでも持って行こうっと。

スタンプでカード作り

このところ私の代わりに働いてくれるステイシーが、
きちんと金・土曜日に来てくれている。
(何かと理由をつけては休みたがるので、
そんな時は私が週6勤務になってしまうこともしばしば。)

金曜日は子供たちが学校に行っているので、
掃除やその他、働いてる間に溜まった雑務をこなすのだが、
時々自分の好きな事をして息抜きをしている。

今日はナンシーの家に行ってカード作りをしてきた。
ナンシーはスタンプや関連器具、様々な紙など、
実に膨大な数のコレクションを所有しているらしい。
今回2回目のレッスンなのだが、前回も今回も
親切で段取り上手の彼女がすべてのパーツを準備、
組み立てるだけにしておいてくれた。

厚めの紙を切ってカードの本体にし、
そこに模様が質の違う紙を張り付けたり、
スタンプを押して色を付けるもの、
エンボス加工をするもの、
色々なテクニックを教えてくれる。
次男のお迎えに遅刻するほど夢中になって
没頭してしまったカードをご紹介してみたいと思う。
card flowers
お花の形や中央の丸など、すべてナンシーが切っておいてくれ、
リボンやスタンプしてある言葉のパーツなどを
どの場所に貼るか、などを考えて組み立てる。

card spring
お花のスタンプを色鉛筆で塗り、
特殊なペンでなぞると水彩画の様になる。
ウサギがとっても春らしい。

card kanji
花柄の和菓子の包装紙を取っておいて、
上からスタンプを施したナンシーのセンスあふれるセンターピース。
彼女は幅広のリボンを片側に貼っていたが、
私はこの模様が隠れてほしくなくて、角に配置してみた。
よく見ると「日」と「出」が入っている個性的なリボン。
card kanji2
内側はこんな感じ。
金色のエンボス加工スタンプはナンシーがしておいてくれた。

card thanks
豪華なレース編みのスタンプに、パールを貼ったもの。
内側はこんな感じ↓
card thanks2
ナンシーはこのバラ2つをカードの表の
レース・スタンプの上に貼っていた。

card elephant
花模様の紙にゾウのスタンプを縁だけ押して、
背中の部分をエンボス加工に。
さらにストーンを目や背中に貼ってエスニック風に。
これまたナンシーのアイデアが光る。

card chicken
ナンシーが最近買ったばかりのニワトリ・スタンプ。
我が家に沢山いる奴らに似ているような?
card chicken2
内側はこんな風に仕上げてみた。
「これはオスカーにぴったり!」と、ナンシーのお墨付き。
カードに凹凸を付ける型と、それをプレスする機械があり、
それを使って背景が草原ぽくなっている。
ほんと、いろんなものがあるなぁ・・・と感心。

card frog
こちらも凹凸のある型にインクをつけてプレスした紙。
花吹雪の様な名前がついていたけれど、
私は色といい、カエルといい、柳や梅雨を連想してしまった。
card frog2
内側には2枚目のウサギカードに使ったお花の上部を
池の形に切ってもらい(プレス機で切れる)、スイレン風に。
あえて色は塗らずにシンプルが良いかと思った。
カエルは立体的にできるシールで貼り付け。
数字のスタンプは丸を付けるか、色を塗ることで、
何歳の誕生日にも贈る事ができる、粋なスタンプ。

色々なお喋りをしながら作業をし、
ランチまでご馳走になって大満足な日だった。
「もっと定期的にやりましょうね!」
とまで言ってくれるナンシーに大感謝。
こんなひと時が、また次へのエネルギーをくれる。

長男のバスケットボール1年目

2016年夏、なぜか突然興味をもって、
バスケットボールを始めた長男。
最初は一人で黙々とボールをドリブル、ハンドリング、
またランニングや筋トレなどの基礎トレーニングをやっていた。
その真剣さにほだされたのか、バスケットゴールがほしいといった時、
オスカーは二つ返事でOKしてくれた。
それから毎日、学校から戻るとゴールの所で
汗だくになるまでひたすらシュートしたり、走り回っている。

自営業の車屋には2人の整備工が務めてくれている。
その一人、ホゼはとても無口で、もう12年くらい働いてくれているのだが、
Hi! Bye! などの挨拶以外で交わした言葉は、本当に数えるほど。
プエルトリコ人で英語があまり得意でない、というだけでなく、
仕事も早いし、いつもすごい速さで歩いているので、
(オスカー大絶賛の働きぶり!)
私などにとっては、近寄りがたい雰囲気たっぷりなのだ。
そんな寡黙なホゼが、ある日1人でバスケットをする長男から
突然ボールを奪い、体当たりでマンツーマン対決を挑んできた。
ホゼは身長がかなり高く、屈強な大人だ。
もちろん長男は圧倒され、しかも本気で押されたり、
なぎ倒されたりで泥だらけになり、ふくれっ面で戻ってくることもあった。
しかし仕事が終わって疲れ切っているはずのホゼが
ちょくちょく相手になってくれたお陰で、
日を追うごとに長男の腕は上がっていった。
20点先取の試合で長男が勝ってしまうと、
More! とホゼが怒鳴り、また長男が30点に到達すると、
More! と掛け声がかかって、40点、50点・・・
「最後、ホゼは立てなくなってたよ!」
と満面の笑みで長男が戻って来るようになった。
(1ゴール1点でやっている試合である。
朝8時から昼休みも取らずに4時まで働いてから
ここまで動けるホゼ、すでに超人。)

中学校ではバスケットのチームがあるとのことで、
長男は入部したい一心で練習していたのだが、
15人定員の所になんと200人以上の生徒が入部を希望。
入部テスト当日は体育館を埋め尽くすほど群れており、
まだまだ初心者の長男はもちろん入部できなかった。
(後で知ったことだが、長男の通う中学は
ここ数年、毎年市内ナンバー1に輝いている強豪校だった!)

そこで初心者でも入れる市が運営するバスケットチームに入部。
年齢で分けられており、似たり寄ったりの体格の子供たちが10人。
そのうち女の子は1人。
アジア系は我が子1人。
白人も1人。
他はすべて黒人の男の子達だ。
やはりバスケットボールは黒人の少年達にとって人気のスポーツ。
NBAに入るのを夢見ている子も少なくないのだろう。
長男のチームメイト達も、バスケ経験者ばかりの様子。
小さい頃からストリートバスケットで鍛えられているのか、
パス回しもお手の物だし、何より思い切りがいい。
見ていてドキリとする様な体当たりプレーが多く、
跳躍力、瞬発力、どれをとっても長男がついて行けるのか・・・と
心配になるほどだ。
しかし、黙々と練習していた長男は、技術面ではなんと!
引けを取らないどころか、チームメイトよりも上手に
ボールを頭の周り、腰の周り、膝の周りなどでクルクル回したり、
両足の周りを8の字にヒュンヒュン回してる。
これには親の私がビックリ!

コーチになってくれたのは地元高校の教頭先生で、
その学校でバスケ部のアシスタント・コーチをしている黒人の男性。
自分も高校、大学とバスケをやっていた、との事で、
ボールさばきも上手いし、子供一人ひとりの個性や長所を見抜き、
的確なポジションをあてがって、一生懸命指導してくれた。
そしてコーチのお父さんも補助役として練習に参加してくれた。
このおじいちゃん、30年以上バスケのコーチをしているそう。
最初は動きに迷いがあった長男を、時にチームから引き離し、
別のゴールの下でマンツーマンレッスンをしてくれたり、
帰る前には長男を呼んで「次回までにこの練習をしておきなさい」と
個人的に課題を出してくれたりと、とにかく目にかけてくれた。
「あの子はいい子だ。よくいう事を聞く。素直ないい子だ。」
と、私にも何度も言ってくれた。

個性的で元気のいいチームメイトと約2か月半の間、
週2回の練習と、毎週土曜日の対外試合をやった。
近隣の小さな町まで遠征に出掛けるのも新鮮で、
子ども達より白熱する親たちの応援合戦も面白かったし、
試合ごとに負けても勝っても、尊い経験を重ねる長男は、
みるみる成長していくようだった。
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シーズンが終わった翌週末、父兄の企画でコーチを招いて、
公園でピザパーティーをした。
最後にコーチがメンバー一人ひとりにコメントをくれた。
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「このプレーヤーは誰より一生懸命で、練習でも試合でも、
来た時にはいつも準備万端、全力で臨んでいた。
チームが負けていたって平静、クールだ。
この先も同じ様に真面目に練習に励めば、
きっと明るい未来が待ってるに違いない!」
というのが長男への言葉。
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コーチと

きっとまた来年、バスケットのシーズンになれば、
ここにいる子供たちにも再会できるかもしれない。
皆、それぞれ魅力的で、ここには書き尽くせないくらい、
私自身の中にも強烈な印象を残してくれた子供たち。
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少年たちよ、大志を抱け!!

孔雀のその後

我が家に孔雀がやってきたのは、かれこれ2年前になる。
以来、ニワトリ、七面鳥、そして犬のボボと仲良く一緒に暮らしてきた。
bobo and birds

変化が起こったのは、イランから戻ってすぐの事。
隣のおばさんが「ちょっと話したいことがある」とやってきた。
留守中に何か問題でも?とドキドキしていると、
「しばらく前からうちの納屋の上に孔雀が座ってんだよねー」と言うのだ。
大興奮したのはオスカー。
早速おばさんに案内してもらって、隣家の納屋の上に座るメスの孔雀を確認。

傾斜はそれほどないけど、卵が滑り落ちないとも限らない。
あんな場所に産んで、タカやフクロウに卵が襲われるんじゃないか?
と、オスカーはソワソワと気をもんでいた。
「イランに行っている間大丈夫だったんだから、大丈夫だよ」
という私の声も耳に入らぬ様子。
翌日には長男を従えて、隣家の裏へ行き、
卵が転がってしまわないようにと、滑り止めの木や土を
(勝手に)屋根の上に乗せる作業に入った。
ところが雨どいに足を掛けようとして踏み抜き、
梯子から真っ逆さまに転げ落ちた。
落ちる途中で、下で梯子を支えていた長男の顔を蹴り飛ばし、
頭から顔まで泥だらけになったオスカー。

余計な事をする人間をあざ笑うかのように、
ママ孔雀はその数日後に無事、卵を孵した。
3羽のヒナの誕生を確認したお節介な人間は、と言えば
性懲りもなくまた、ソワソワ。
「母鳥が自分ばかり食べてヒナに餌を運ばない」
「ヒナをどうやって下ろすんだ」
孵化後2日目に、巣を覗きに行くとヒナが2羽になっていた。
もう居ても立ってもいられず、ヒナを家の中に持ち帰るオスカー。

これにはさすがに私も怒った。
3週間も座り続けたママ孔雀からヒナを横取りするなんて!
非道にもほどがある!
しかしオスカーはガンとして譲らなかった。

今まで我が家では鶏卵を孵化装置で温めてヒナを育てたり、
七面鳥のヒナを育てたこともあった。
しかし七面鳥のヒナは母鳥が育てても、人が育てても、
鶏に比べて生存率がずっと低い。
これが七面鳥だからなのか、大きい鳥ほど育てにくいのかはわからない。
しかし私は、苦労して卵に座り続けた母親にどうしても同情してしまい、
生き延びるかどうかわからないのだから、母に委ねるべきだと思ってしまうのだ。

オスカーがヒナを入れたのは、なんとカナリアのケージだった。
peacock babies
ケージの下の方でピーピー鳴きながら歩き回るヒナ達。
上の方では突然の闖入者に慌てふためき、飛び回るカナリア達。
無理もない、カナリアよりも孔雀のヒナの方が図体はでかいのだから。
それでもヒナ達はすくすく育ち、しばらく経つと親鳥(?)を真似て
止まり木の上にピョン!ピョン!と飛び乗ったり、
夜は止まり木の上で上手にバランスを取って眠るようになった。
カナリア達がいよいよ迷惑そうになってきた頃、
ヒナ2羽は隣のケージに移された。
その時も親を探してしばらくは大騒ぎ。
やがてオスカーはヒナ達を外の鶏小屋に移し、
生後2か月後ほど経つ頃には庭に放し飼いにした。
peacock babies2

現在7か月ほどになるが、すっかり親鳥と同じ大きさになった。
同じ孔雀同士わかるのか、両親と4羽揃って庭を闊歩している。
four peacocks
オスかメスかは謎だったが、最近背中の羽が少し色づいて、
長めになってきたので、どうやら2羽ともオスらしい。
peacock babies3
温かくなって来た最近は、尾羽を立て広げる
孔雀らしい仕草もするようになった。

このヒナ達、今でもオスカーの手からゆで卵を食べるそうだ。
「忠誠心だなぁ」と自慢げなオスカー。

梯子から転げ落ち、母鳥からヒナを盗み、
それでも「母性愛」ではなく「忠誠心」を感じる、その心。
男冥利に尽きる、というのか・・・。

我が家の動物園は、まだまだ拡張し続ける様だ。

フロリダで一番小さな水族館 2017 <後編>

フロリダで一番小さな水族館、近況報告の後編である。
(前編はこちら
長男、とうとう手を出してしまったのだった・・・

海水水槽!

淡水よりずっとメンテナンスが難しいと聞いていたし、
当然お金もかかるので、私はアレコレ理由をつけて、
延ばせるだけ先延ばしにしていた。
しかし、やはり来る時が来てしまったか、という感じだ。

発端はエイがほしくてたまらなくなった事だった。
しかし色々と調べてみると、先日ご紹介したアロワナ同様、
フロリダではほとんど全ての淡水エイが所有禁止となっている。
地元のアクアリウムショップのお兄さんにその話をすると、
長男の手を取らんばかりの勢いで言った。
「僕も飼えるものならアロワナと淡水エイが一番飼いたいよ」
(なんでこんな輩がゴロゴロいるんだ!?)

「海水は考えたことあるかい?
ない?
怖がることはないよ。
メンテナンスは淡水とそんなに変わらないんだから。」
そう言われた時の、長男の表情はまさに『目から鱗』。
海水エイなら選択肢が色々あるのだ。


時を同じくして、隣の家の庭に水槽が放っぽり投げられていた。
しばらく眺めていたが、一向に使われる様子もない。
オスカーを送り込んで、格安で手に入れることができた。
ところが、運んできてみるとガラスに大きな亀裂が入っている。
車のフロントガラスを入れる業者のおじさんに相談、
特注ガラスと張替えをお願いし、待つこと数週間。
ついにガラスが取り替えられたが、
シリコンが完全に乾くまでさらに10日間かかった。
そしてようやく長男の部屋に75ガロン水槽を設置。
salt tank2

「母は海水の事は全く分からないし、調べる気もないからね」と
宣言してあった。
水槽のろ過装置一式の設置から、
海水の調合、バクテリアの混ざった砂を選んだりと、
全ての作業を長男が調べ、自分でセットアップ。
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内心「本当にだいじょうぶなのだろうか?」と疑っていた私は、
アクアリウムショップで水質検査してもらった時、
「問題ないよ」と言われている長男をみて心底驚いた。
長男よ、またまた軽々と、私を超えたな・・・。
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水の濁りもとれたのでサイクルのために
海から捕まえてきた魚やエビを入れたり、
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小さな魚を2匹買って入れたり。
こうして水槽立ち上げから待つこと約1か月。
とうとうショップから連絡が入った。
「ご注文のエイが今日入りました!」
そうして我が家にやってきたのがこちら。
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ブルースポット・スティングレイ
salt tank7
我が家にやって来たばかりの頃は、
恥ずかしそうに砂に潜ってばかりいたので、
出てきて泳ぎ回っている時には、人間側が気を使って
ドアの後ろから眼だけ出してのぞいたり、
抜き足差し足で近づいたりしていた。
が、今ではすっかり慣れて、
餌付けする長男の指の傍まで寄ってくるようになったらしい。
salt tank9
salt tank8
なかなか綺麗。