クーポン生活 軌道修正?

クーポン生活シリーズ、久々の更新である。

クーポンは貯まりに貯まり、クリアファイルがはち切れんばかり。
相変わらず、毎週の特売品をチェックし、準備万端にリストを作り、
クーポンの束を握り締めてスーパーマーケットに行っている。

クーポン生活を通して、いい意味でも悪い意味でも、
典型的なアメリカ人の生活を垣間見ている気がする。
そして少しづつ、買い物が控えめになって来た傾向がある。

まず、特売の商品をまとめて買うことでストックができてきた、という理由がある。
歯ブラシなどは20本ほど棚にしまってあるし、
トイレットペーパーやペーパーナプキンなどの大物は、
当分買わなくていい量がある。
日用品は特にセール時に買いだめしておく人が多く、
アメリカのごく普通の住宅のキッチンに必ずと言っていいほどある、
『パントリー』と呼ばれる大きい収納スペースが必要なのも頷ける。
必要以上に買いだめするのは程度の問題だが、
商品が収まり切らなくなってもまだ買っていたら危険信号だろう。
あいにく我が家は収納がそれほど充実していないので、
買いだめに歯止めを掛けてくれている。

特売+クーポンがある、という理由で、
今まで買わなかった商品に挑戦してみることも多々ある。
食品の場合は特に、当たりもあれば、外れもある。
先日、初めて買った冷凍食品「シュリンプ・スカンピ」は、
パスタ、野菜、えび、ソースが全部入っていて、
フライパンに空けて加熱するだけ。
写真はとてもおいしそうなのだが、
実際に作ってみると家族皆から不評だった。
肉を使っていないべジーバーガーは意外と好評であった。
私が作る箱入りのマカロニ&チーズはあまり喜ばれないが、
冷蔵コーナーで売っているボブ・エバンスのマカロニ&チーズ
子ども達が「おいしい!」と大絶賛。
しかしかなり濃厚で、食べていると血管が詰まってくる気がする。

それにしても、本当に簡単に食事の支度が出来るようになっている。
生肉や野菜を使って調理しようとすると、
洗ったり、切ったりの下ごしらえから、
何段階の調理を経て、やっと出来上がるのに対し、
フライパンに空けて10分のもの、
レンジでチンすれば食べられるもの、
調理と言っても茹でるくらいで、あとはソースを混ぜるだけ、
などが殆どなのだ。
こういう商品が棚にズラリと並んでいる、ということは、
早く簡単に食事の用意ができる合理性を
いかに消費者が求めているかを強く感じる。
それに違和感を感じるだけ、私はまだ、正常な方だろう。

クーポンがあるから、と言う理由で、衝動買いしてしまう時もある。
大箱アイスクリームを6つも買い込み、
自宅の冷凍庫に押し込むのに四苦八苦しているその時、
アメリカンな自分にハッ!となる。
本当に「節約生活」と言えるのかどうか疑ってしまう瞬間でもある。
クーポンもメーカーの市場戦略であり、
消費者の購買意欲を掻き立てるための道具でしかないのだ。
それに完全に踊らされている自分に気づき、
ブレーキを利かせよう、という気になってきた。

もう一つ、とても気になるのがゴミの量が増えた事だ。
商品を使った後のパッケージは、もちろんゴミになる。
箱入りのものは箱を折りたたんで紙のリサイクルに、
プラスチック容器を使っているものはプラスチックのリサイクルに、
とやってはいるのだが、その量が以前よりグッと増えたのだ。
(アメリカのゴミ収集はリサイクルがこの2種類しかない。)
新鮮な野菜が裸で市場に並んでいるのとは正反対に、
食品が加工されていればされているほど、
袋やプラスチックに覆われ、さらに厳重に箱に入れられている。
それが気になりだしてから、
汚れていないプラスチック包装を別にし、
スーパーマーケット前に設置されている「プラ袋専用」の
リサイクル・ボックスに入れるようになった。
そうしてみて初めて気付いたのだが、スーパーマーケット前のリサイクル箱は、
「プラスチック袋用」の他に
「フォームトレイ用」(生肉などが入っているアレ)
「ペーパーバッグ用」(スーパーで希望すれば、食料品を紙袋に入れてくれる)
など、分別リサイクルできるようになっていた。
今まではそれすらも知らなかった!
包装されすぎの製品を買って、ゴミを増やしている罪悪感が、
リサイクルの頻度を上げてくれたので、この部分は◎である。


こうして書き出してみると、
アメリカの消費者現状が色々と見えてくる。
クーポン生活をしているから不健康になったり、
手間も愛情もかかっていない味気ない物を食べ続けるのは御免である。

食べ物については、さらに考える事があるのだが、
それはまた次の機会に書いてみたいと思う。

クーポン道をゆく

しばらく前に書いたが、相変わらずクーポニングにはまっているフロリダ娘。

金曜日は仕事が休みなので、
子ども達が学校に行っている午前中のうちに、近所のスーパーに向かう。

財布の中にはクーポンの束がゴッソリ入っている訳だが、
表面上は普通の買い物客を装う。

店に入ると、無料配布の発行物を集め、その中のクーポンをチェック。
いいクーポンを見つければ、バックに忍ばせたハサミで素早く切り取る。

事前にプリントアウトしておいたリストに従って店内を回る。


アメリカに来た当初は驚いたセール(商法)に、
Buy One Get One Free (BOGO)というのがある。
例えばBOGOのシリアルを1箱買うと、同じ商品2つ目がタダになる。
週代わりで色々なものがBOGOになる。

こういった、言わば目玉商品、広告の品などを狙い、
さらにクーポンを使って、より安く買うわけだ。


さて、今週の戦利品をいくつかご紹介しよう。

例1:チェリオス・シリアル 2箱
通常価格 1箱$3.50 x 2箱           (7.00)
広告品 2個で5ドルセール             (5.00)
マニファクチャー・クーポン1ドル引き シリアル1に使用 (4.00)
マニファクチャー・クーポン1ドル引き シリアル2に使用 (3.00)
ストア・クーポン1ドル引き シリアル1に使用      (2.00)
ストア・クーポン1ドル引き シリアル2に使用      (1.00)

 結果:1箱あたり50セントで購入 6ドルの値引き


例2:ヨープレット・ヨーグルト 20個
通常価格 1個67セント x 20個         (13.40)
広告品 10個で6ドルセール             (12.00)
マニファクチャー・クーポン 8個で1ドル引き x 2枚  (10.00)
マニファクチャー・クーポン 4個で60セント引き     (9.40)
ストア・クーポン 10個で1ドル引き x 1枚     (8.40)

 結果:1個あたり42セントで購入 5ドルの値引き


例3:シェル/BP ガソリンカード(ギフトカード)7枚
通常価格 1枚50ドル                  (350)
広告品 買い物25ドル毎にガソリンカード1枚から10ドル引き  (280)

 結果:70ドルの値引き


支払った金額 $423・35
そのうち$280はガソリンカード

食料品の買い物 $143.35
合計値引き額$193.98!

圧勝ではないか!


しかしこの買い物、なかなか体力を消耗する。
リストの品を探すのにあっちにこっちに、スーパーを行ったり来たり。
売り場の分からない品物があれば、店員を捕まえて訊く。
しかも何度も訊く。
時々止まって、カバンのなかをゴソゴソ。
クーポンを確認しているのだが、万引き犯にも見えるだろう。
カートはアメリカ人も真っ青の山積み、はみ出し状態。
2時間近くを要するので「まだいたのか?」的存在。
ある意味、挙動不審人物だ。

さらにレジに立ってからが正念場である。

チンチクリンのアジア人女性(もちろんフロリダ娘)、
カートにいっぱいの品物を乗せて登場。
レジのベルト上に移すのに、袋詰め係りのお姉さん、飛んできて手伝う。
レジのお兄さん、必死に商品をスキャン。
合計が出たところですかさずアジア人、
「ガソリンカードを買えるだけ買いたい」と言う。
レジのお兄さん、ガソリンカード7枚を取りに走る。

この時点で後ろに並んでいたオッサン、痺れを切らして別のレジへ移動。

レジのお兄さん、不安になり、
「ガソリンカードを一気に7枚買おうとしている不審人物がいる」と
マネージャーに伝える。
やってきたマネージャーは「支払い方法は?」と訊き、
アジア人「クレジットカードで」と返す。

レジのお兄さん、7枚のカードをスキャンし、合計をだす。
アジア人、カバンから40枚ほどのクーポンを ババーン! と出す。
お兄さん、再び必死にスキャン。
しかも丁寧に「この商品は買ったか?」と確認するので、
袋詰めが終わったカートから、商品を引っ張り出して見せたりする。

数人の客、レジに並びかけ、去る。

マネージャー、レジ周りの商品整理をする振りをしながら、
不審なアジア人をマーク。

ようやく最終合計が出て、アジア人、おもむろにクレジットカードを取り出す。
レジのお兄さん、マネージャー、袋詰めのお姉さん、
6つの瞳が見つめるなか、アジア人、緊張のカードをスワイプ!
カードが通り、支払いが済んだところで全員が同時に肩の力を抜く。
買い物終了。


え~い!
何とでも思え!何とでも言え!
193ドル得したと思えば、安いもんじゃい!

フロリダ娘、クーポン道をゆく!!

I'm hooked!  (はまった!)

曲がりなりにも『主婦』であるフロリダ娘。
友人に面白い節約術を教えてもらって、ガッポリはまってしまった。

「クーポン」を最大限に活用する方法、その名も『クーポニング』である。

アメリカではマニュファクチャー(メーカー)が出しているクーポンが沢山ある。
洗濯洗剤メーカー、食品メーカー、薬や日用品あれこれ、
商品と言う商品に出ている様だ。
1枚で50セント引き、1ドル引き、など
わずかな額だが、沢山あれば、かなりの値引きになってくる。

このクーポンは日曜版の新聞にゴッソリ挟まってきたり、
メーカーのウェブサイトで無料会員登録をするとプリントできたり、
coupons.com
redplum.com
smartsource.com
などはクーポン専門のウェブサイトで、誰でも自宅でプリントできる。


学生の頃からクーポンの存在は知っていたものの、
それを有効活用して買い物した事などなかった。
主婦になってからも、思いつくものを買い物リストにして、
「安売りしていればラッキー」という心構えだった。


ところがアメリカ人のお友達、ブルックが
「クーポニングに熱中している」と言う。
試しに私も、と教えてもらったウェブサイト、
southernsavers.com
これが、ものすごく使えるのだ。


クーポニングの方法を簡単に説明すると以下の様になる。

1.クーポンを集める

2.southernsavers.comでお目当ての店の特売広告をチェックする

3.southernsavers.comを使って使えるクーポンをチェックし、
買い物リストをプリント・アウトする

4.リストを見ながら買い物をし、レジで最後にクーポンを渡す


この方法で、いつも行くパブリックス・スーパーマーケットへ
クーポンの束を握り締めて買い物に出かけた。

結果、支払った額は56ドル。
店頭セールとクーポンを合わせた割り引き額は44ドル。
半額近く割引されたことになる。


この方法を使って買い物をする場合の注意点。

1.商品が最低価格まで値下がりするサイクルは6週間ごと。
店が安売りをした時をねらって、メーカーのクーポンを使って
6週間分をストックする。

2.安売りのリストによって買い物を決める。
食べたいものや、メニューを先に考えるのではなく、
その週に安売りになった物が食卓に載ることになる。

3.プリントアウトできるクーポンは2枚づつプリントする。
Buy One Get One Free(BOGO ボーゴー)
のセールの際、2つ買うことになるので、ただの商品に対しても
割引が効くクーポンを使って、さらに安くする。


最初はチンプンカンプンでも、数回買い物してみると
要領がつかめて楽しくなってくる。
クーポニングで4人家族を1週間50ドルでまかなっている、
まさに、節約の鬼と呼ぶべき人もいるらしい。

そんな恐れ多い人の話をしながら、
ブルックと私は "I'm hooked!"(はまった!)
お互いの割引記録を報告しあう日々だ。


英語が得意な方は、以下のページで詳細を読めば、
すぐに始められる節約術。
http://www.southernsavers.com/learn/

ぜひ、お試しあれ!


*注意* southernsavers.comのセール情報は、
南東部に限られるので、アメリカ国内でも他州にお住まいの方は
自分でセール情報とクーポンを照らし合わせなければならないので、悪しからず。