Happy Thanksgiving 2017

例年はお友達のお宅に招待してもらったり、
自宅でターキーを焼いたりするが、
今年は友人夫婦と我が家の合計6人で外食に出かけた。
地元のホテルでThanksgiving Dinnerをやっているのだという。
そのホテルの存在も知らなかった私達だが、
友人夫婦が予約をしてくれてご馳走になってきた。

大人数だったので10人掛けテーブルが4セットある小宴会場的な広間に通された。
ビュッフェ形式でサラダやチーズ、果物などの前菜に始まり、
メインはハム、ターキー、ローストビーフの3種類。
副菜もグリーンビーンズ・キャセロール、スタッフィング、クランベリーソースなどのサンクスギビング料理や、
シーフード・キャセロール、サーモンなどの魚介類料理もあり、充実していた。

デザートもチーズケーキやパイ、チョコレートムースなど。


大満足のメニューであった。
主婦にとっては大掛かりなホリデーディナー。
準備も後片付けもなければ、失敗のリスクもない。
私は毎年恒例の行事にしたいぐらいのディナーだった。

ご近所トラブル

ある日、車屋で店番をしていると電話が掛かってきた。

男「オスカーはいるか?」
私「今いません」
男「じゃあ伝えてくれ。
 お宅の孔雀がうちの庭に来ていて植物を食い荒らしてて困る。
 連れ戻しに来てほしい。」
私「わかりました、伝えます。
 どちらのお宅ですか?」

彼の家はすぐ隣近所ではなく、
うちの三軒先のお宅の裏庭と背中合わせになっているお宅だった。
早速オスカーに電話で伝えて見に行ってもらった。
人間が行こうとすると表道路に一旦出て、
車でぐるりと大回りするので、だいぶ距離がある。
しかし孔雀なら裏庭を通り抜けて塀をくぐるか、飛んで行けるのだろう。
私達が知らないうちに、そんな広範囲のお宅にまで足を伸ばしていたらしいのだ。

それから数日後、また電話が鳴った。
男「また孔雀がうちの庭に来てる!
 今まで食い散らかした植物の弁償代請求書を送りつけるからな!」
私「すみません、オスカーに連れ戻すように伝えます。」
男「今すぐに連れ戻しに来い!
 そうでなきゃ孔雀を撃ち殺すぞ!
 わかったか?」
私「はい、わかりました。そう伝えます。」

だいぶご立腹だったので、オスカーに直ぐに報告。
ところがオスカーの返答は意外なものだった。
「今度掛かってきたら、どうぞ撃ちたきゃ撃ってください、
って言えばいい。
あれは野生の孔雀でうちのじゃない、ってな。
ニワトリの餌を勝手に食べに来て居着いてしまったけど、
飼ってるわけじゃないから。」
繁殖に成功して、あんなに大騒ぎをしていた彼から、
こんな言葉が飛び出すとは予想していなかったので呆気にとられてしまった。

オスカーはこの電話の主を知っていると言う。
彼は元々三軒隣に住んでいた人で、私達が今の家を買い、
敷地の周りに塀を立てた時に、文句を言って市役所に申し立て、
住民会議にオスカーを呼び出した張本人だと言うのだ。
その後、彼は土地を2つに分割、うちと同じ通りの家を現在の住人に売り、
自分は裏手の土地に引っ越したので、顔を合わせることもなくなった。
その因縁の対決が再び・・・というわけだ。

オスカーは内心、撃ち殺すという言葉はどうせ脅しだろう、と思っていたのだろう。
そして孔雀がうまく逃げると信じて、その後も放し飼いのままだった。

ところが。
そこから男の攻撃が始まったのだ。

まず彼はアニマル・コントロールに電話をした。
これは野良犬・野良猫などを捕まえたりする機関で、
彼にしてみれば孔雀も取り除いてくれるだろうと期待したようだが、
「早く彼の家から鳥を連れ戻してください。」
と電話で言われただけだった。

次に彼が連絡したのは市のコード・エンフォースメント。
これは住民が敷地内に置いてはいけない物や、してはいけない事など、
市で決めている細かい条例に違反している住民に対応する機関だ。
職員が後日様子を見に来て、屋根に登っている孔雀を発見。
違反を言い渡された。
卵を産む鳥類を庭で飼ってはいけない、という決まりがあるらしい。
二週間ほどの猶予を言い渡され、再点検に来るのだそうだ。
オスカーは始めの一週間何もせずにいて、
「どうするの?」
「地元の動物園に寄付しよう」
「お客さんでも知り合いでもいいから、もらってくれる人を探そうよ」
と、口うるさく言う私に苦い顔をし続けたのだが、
十日目くらいになって鳥小屋の中に孔雀達を閉じ込めてしまった。
自宅裏にある鳥小屋には母孔雀と子供たちが六羽。
車屋の建物の裏にある鳩小屋が空っぽになっていたので、
そこに父孔雀と子どもを一羽入れた。
しかし今まで自由気ままに歩き回っていた孔雀達が
正真正銘の『籠の鳥』になってしまい、私としては見るに忍びない。

そうこうしている間に、怒った男は三つ目の行動に出た。
州の機関であるエンバイロメント・コントロールに
「あの車屋はエンジン油を地面に垂れ流している」と言う
嘘八百の苦情を送ったのだ。
この機関は定期的に検査に来るし、
うちの車屋も産業廃棄物を扱う店として登録している。
さらにこの地区を担当する局長は、
オスカーの大学院時代のクラスメートなのだ。
なので検査官はやってきたものの確認で終わり、
あとはクレイジーな苦情男の話になった。
「孔雀を撃ち殺すだって?
そんなことしたら数分でパトカーが家を取り囲んで
手錠ガチャン!ガチャン!だよ。」
と検査官は冗談めかして言っていたが、
今まで内心ドキドキしていた私は目からウロコな気分。
市内で発砲が許されるのは、犯罪者が家宅侵入して来た場合のみ、だそうだ。
つい先日も家の近くで大きな鹿が歩いているのを見たけれど、
野生動物にバンバン発砲していたら確かに大変なことになる。
彼が電話で私に言った言葉は、完全な脅しだったのだ。


私にしてみれば、これまで二年間よく誰にも文句を言われず、
孔雀を飼っていられたものだな、と思う。
しかも最初の二羽からどんどん増えて九羽になってしまったのだから、
苦情が出るのは時間の問題だったのではないか?と思う。
オスカーが求める生活は、どこか田舎の広大な敷地でのみ可能なのだろう。
今は自営業の車屋のすぐ裏に居を構え、通勤徒歩二分。
この便利さを確保したまま、自宅を動植物園にしてしまうなど、
所詮は夢物語だったのだ。

孔雀一家はどうなってしまうのか?
それはまた後日、ご報告する予定である。

手作りクッキー

日本のお正月にお節料理を作るように、
アメリカのクリスマスには手作りクッキーを焼いて
ホリデー気分が高まる。

今年はナンシーが一緒にクッキーを焼こう、と
12月23日に子ども達を誘ってくれた。
ところが次男が体調を崩してしまったので、
延びに延びて1月2日、ついにナンシーのお家へ。

ナンシーは、我が家の子ども達の誕生日に、
プロ顔負けのケーキを焼いてくれるクリス君のお母さん。
お菓子作りが得意なはずだ。
今回は2種類のクッキー種を用意しておいてくれた。
1つ目はピーナツバター・クッキー。
ピンポン玉くらいの大きさに丸めた種を並べ、
砂糖をつけたフォークで上から2、3回押しつぶす。
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それを焼くと、香ばしいピーナツバタークッキーの出来上がり!
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今まで食べた中で一番美味しいピーナツバター味のクッキーだった。

もう一つはシュガークッキー種をクッキー型で抜いて作る。
ナンシーのおばあさんが使っていたという、
年季の入ったアルミの型で、
サンタクロース、クリスマス・ツリーやベル、
それにターキーの型まであった。
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最初にトッピングを載せて焼いたり、
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冷めてから子ども達が、思う存分フロスティングと
カラー・シュガーを使ってトッピング。
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好き放題に食べたり、飾ったり、
砂糖でハイになってゲラゲラ笑いが止まらなくなったり。
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ターキーも、だいぶ個性的に・・・
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完成したらクッキー缶に、そっと入れる。
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今日作ったクッキーのほかにも、
ナンシーがクリスマスに焼いた、色々な種類のクッキーも
一緒に詰めてくれた。
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黄色はレモン・クッキー、キャンディー・ケーンの形のもの、
ソルト・クラッカーにタフィーを塗ったもの、
そして下にちょっぴり見える緑色は、
ライム・ピスタチオ味のツリー形クッキー。
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沢山詰まったクッキー缶を抱えた子ども達は、
ナンシーにありがとうのハグをして、
ゲラゲラ笑いが収まらないまま車に乗り込み、
大騒ぎしながら岐路に着いた。

早速家に帰って一通り味見してみたら、
どれもこれも美味しいったら!
特にライム・ピスタチオは、酸味とナッツの風味が絶妙!
これはぜひ、ナンシーにレシピを教えてほしい。

私も旦那も、アメリカで生まれ育ったわけではないから、
こうしてアメリカのホリデーの楽しみ方を教えてくれる人が側にいてくれて、
恵まれているね、息子たち。

感謝祭2014

日本旅行記の続きを・・・と思っていながら、
サボりにサボって2か月も経ってしまった・・・。

2014年、残りわずかな今年度をブログに残すべく、
気を取り直して書いて行こうと思う。

11月末はサンクスギビング・デイ。
アメリカではクリスマスと並ぶ2大イベントで、家族が集うホリディだ。
子ども達の学校も9日間に渡ってお休みとなり、
まるで準・冬休み(12月末は本・冬休み)。

毎年我が家は仲良くしているイラン人家族と感謝祭を祝う。
と言ったら聞こえはいいが、我が家が一方的に招いて頂き、
ご馳走になる、というウマい内容だ。

ところが今年はご招待をドタキャンされてしまった。
「お前ら毎年毎年ノコノコ来やがってー!」と年々積もり積もった怨恨がついに爆発?
と思いきや、彼らが他のイラン人家族にご招待されたのだと言う。

そこに突然の電話。
旦那のいとこの息子夫婦であった。
彼らは5年ほど前からオクラホマに留学に来ている、
と聞いてはいたのだが、8か月前からオーランドの大学に通っているのだそうだ。
その事実も知らなかったのに「金曜日に遊びに行に来い!」と
電話口で決定してしまった様子。

この突然の展開、旦那と暮らしていると時々あるので、
もう驚いているほど、アマチュアではない。
しかし今回も「金曜日に来る」以外、全く情報なし、と言う所がすごい。
何時に到着するのか(ランチ?ディナー?)、
泊っていくのか?はたまた、何泊するのか?
旦那に訊いても「わからん」と先方に訊く気、全くなし。

毎年恒例のサンクスギビングご招待がキャンセルになったのは、
翌日の金曜日にゲストを迎える準備をせよ、という事に違いない。
そこで気合を入れて、家族総出で大掃除。
家の中はもちろん、外も鳥の糞やら餌やらで大変の事になっているので、
旦那が一生懸命ガリガリ洗っていた。

だいぶ綺麗になったところで料理を始める。
3年前にリタおばあちゃんから学んだ奥義でターキーを一晩焼く。


さて、ゲストが来るはずの金曜日。
朝、旦那に連絡が入り「夕方4時~5時くらいに到着する」と判明。
どうにかそれに合わせて料理を準備するため、台所で悪戦苦闘の私。
夕方に来る、という事はお泊りコースだよね?
と想像を働かせて、寝具を洗い、ベッドルームを片付け、宿泊だった場合に備える。

そうこうしている間に4時なり、5時になり・・・。
来客どころかゲストを招いた張本人の旦那も
朝から仕事に行ったきり、全然帰ってこない。
どーなってるんだ!?

ゲストが到着したのは夕方6時を過ぎていた。
なかなか感じのよい若いカップルで、和やかな夕食となった。
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私のナンチャッテ・感謝祭料理も喜んで食べてくれた。
ディナーの後、デザートを食べながら、
「今日は泊っていくよね?」と旦那が(ついに!ようやく!)訊くと
「いや、いや、いや、いや!帰ります!」というお返事。
翌日の予定も詰まっているらしい。
散々「泊っていけ」と引き留める我が旦那であったが、
二人は丁寧に断って帰って行った。

まだまだ私のおもてなしは低レベルだが、
それでもこうして親戚を迎えてディナーを楽しめるくらいには成長した。
考えてみれば二人は、旦那と私の両家族の中で、
アメリカに住む唯一の親戚なのだ。
また近いうちに会えるといいなぁ、と思う。

夏休み 前半戦

6月の2週目から、子ども達は夏休みに入った。

例年通り、子ども達も一緒に毎日オフィスに通っている。
自営業でなければ託児施設を探したり、サマーキャンプに登録したりと、
なかなか大変なはずなので、自由が利いてありがたい。


今年は雨がよく降る。
ここ数年フロリダは水不足で、池や湖が干上がってしまった所もあるので、
天を仰いで「恵みの雨」と感じている人は少なくないはずだ。

我が家の庭も青々としている。
草がぐんぐん育つので、芝刈り機がちょくちょく登場している。


暑くなってきたら我が家の愛犬、ボボにノミが沢山ついてしまった。
いつも外にいるので仕方がないのだが、
もう少し予防対策をしておくんだった、と後悔している。

そのノミが人間にくっついて家の中まで侵入してきてしまったらしい。
私も子ども達も、あちこち咬まれてかゆい。
スプレーを撒いたり、寝具を繰り返し洗ったり、ノミ退治に大わらわ。


そしてどうやら家の中にネズミがいるらしい。
台所の一角、引き出しの中にフンを見つけた。
気持ちが悪いので、引き出しという引き出しを空っぽにして
掃除機をかけ、除菌ワイプで拭いてから整理整頓、と
これまた大騒ぎ。

台所に続いて『開かずの扉』状態になっているクローゼットや
『物置』状態になっている第2寝室も掃除した。
いつも読んでくださっている方はもうご存知だろうが、
私はなかなかのケチなので「もしかしたら着るかも」と
念のためにとってある服があるが、
よくよく見ればもう着ることはないのは明らかだ。

最近見つけたのだが、我が家からそう遠くないガソリンスタンドの駐車場に
「サルベーション・アーミー寄付箱」が設置されている。
大きな鉄のゴミ箱、といった外見だが、
靴や服を中に入れておけば回収されていく、というシステム。
ダンボール3箱ぶんの服を投げ入れたら、心もクローゼットもスッキリ!


もともと掃除が行き届いている家ではないし、
動物が沢山いたり、ジャングルの様な森に囲まれて暮らしているので
僻地に住んでいる様な問題に悩まされる。
そして気付くと、あらゆる物が増えて溢れ返っている。

できるだけシンプルに、自然に寄り添って暮らしたいと思うけれど、
実際は、なかなか難しい。