手作りクッキー

日本のお正月にお節料理を作るように、
アメリカのクリスマスには手作りクッキーを焼いて
ホリデー気分が高まる。

今年はナンシーが一緒にクッキーを焼こう、と
12月23日に子ども達を誘ってくれた。
ところが次男が体調を崩してしまったので、
延びに延びて1月2日、ついにナンシーのお家へ。

ナンシーは、我が家の子ども達の誕生日に、
プロ顔負けのケーキを焼いてくれるクリス君のお母さん。
お菓子作りが得意なはずだ。
今回は2種類のクッキー種を用意しておいてくれた。
1つ目はピーナツバター・クッキー。
ピンポン玉くらいの大きさに丸めた種を並べ、
砂糖をつけたフォークで上から2、3回押しつぶす。
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それを焼くと、香ばしいピーナツバタークッキーの出来上がり!
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今まで食べた中で一番美味しいピーナツバター味のクッキーだった。

もう一つはシュガークッキー種をクッキー型で抜いて作る。
ナンシーのおばあさんが使っていたという、
年季の入ったアルミの型で、
サンタクロース、クリスマス・ツリーやベル、
それにターキーの型まであった。
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最初にトッピングを載せて焼いたり、
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冷めてから子ども達が、思う存分フロスティングと
カラー・シュガーを使ってトッピング。
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好き放題に食べたり、飾ったり、
砂糖でハイになってゲラゲラ笑いが止まらなくなったり。
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ターキーも、だいぶ個性的に・・・
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完成したらクッキー缶に、そっと入れる。
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今日作ったクッキーのほかにも、
ナンシーがクリスマスに焼いた、色々な種類のクッキーも
一緒に詰めてくれた。
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黄色はレモン・クッキー、キャンディー・ケーンの形のもの、
ソルト・クラッカーにタフィーを塗ったもの、
そして下にちょっぴり見える緑色は、
ライム・ピスタチオ味のツリー形クッキー。
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沢山詰まったクッキー缶を抱えた子ども達は、
ナンシーにありがとうのハグをして、
ゲラゲラ笑いが収まらないまま車に乗り込み、
大騒ぎしながら岐路に着いた。

早速家に帰って一通り味見してみたら、
どれもこれも美味しいったら!
特にライム・ピスタチオは、酸味とナッツの風味が絶妙!
これはぜひ、ナンシーにレシピを教えてほしい。

私も旦那も、アメリカで生まれ育ったわけではないから、
こうしてアメリカのホリデーの楽しみ方を教えてくれる人が側にいてくれて、
恵まれているね、息子たち。

感謝祭2014

日本旅行記の続きを・・・と思っていながら、
サボりにサボって2か月も経ってしまった・・・。

2014年、残りわずかな今年度をブログに残すべく、
気を取り直して書いて行こうと思う。

11月末はサンクスギビング・デイ。
アメリカではクリスマスと並ぶ2大イベントで、家族が集うホリディだ。
子ども達の学校も9日間に渡ってお休みとなり、
まるで準・冬休み(12月末は本・冬休み)。

毎年我が家は仲良くしているイラン人家族と感謝祭を祝う。
と言ったら聞こえはいいが、我が家が一方的に招いて頂き、
ご馳走になる、というウマい内容だ。

ところが今年はご招待をドタキャンされてしまった。
「お前ら毎年毎年ノコノコ来やがってー!」と年々積もり積もった怨恨がついに爆発?
と思いきや、彼らが他のイラン人家族にご招待されたのだと言う。

そこに突然の電話。
旦那のいとこの息子夫婦であった。
彼らは5年ほど前からオクラホマに留学に来ている、
と聞いてはいたのだが、8か月前からオーランドの大学に通っているのだそうだ。
その事実も知らなかったのに「金曜日に遊びに行に来い!」と
電話口で決定してしまった様子。

この突然の展開、旦那と暮らしていると時々あるので、
もう驚いているほど、アマチュアではない。
しかし今回も「金曜日に来る」以外、全く情報なし、と言う所がすごい。
何時に到着するのか(ランチ?ディナー?)、
泊っていくのか?はたまた、何泊するのか?
旦那に訊いても「わからん」と先方に訊く気、全くなし。

毎年恒例のサンクスギビングご招待がキャンセルになったのは、
翌日の金曜日にゲストを迎える準備をせよ、という事に違いない。
そこで気合を入れて、家族総出で大掃除。
家の中はもちろん、外も鳥の糞やら餌やらで大変の事になっているので、
旦那が一生懸命ガリガリ洗っていた。

だいぶ綺麗になったところで料理を始める。
3年前にリタおばあちゃんから学んだ奥義でターキーを一晩焼く。


さて、ゲストが来るはずの金曜日。
朝、旦那に連絡が入り「夕方4時~5時くらいに到着する」と判明。
どうにかそれに合わせて料理を準備するため、台所で悪戦苦闘の私。
夕方に来る、という事はお泊りコースだよね?
と想像を働かせて、寝具を洗い、ベッドルームを片付け、宿泊だった場合に備える。

そうこうしている間に4時なり、5時になり・・・。
来客どころかゲストを招いた張本人の旦那も
朝から仕事に行ったきり、全然帰ってこない。
どーなってるんだ!?

ゲストが到着したのは夕方6時を過ぎていた。
なかなか感じのよい若いカップルで、和やかな夕食となった。
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私のナンチャッテ・感謝祭料理も喜んで食べてくれた。
ディナーの後、デザートを食べながら、
「今日は泊っていくよね?」と旦那が(ついに!ようやく!)訊くと
「いや、いや、いや、いや!帰ります!」というお返事。
翌日の予定も詰まっているらしい。
散々「泊っていけ」と引き留める我が旦那であったが、
二人は丁寧に断って帰って行った。

まだまだ私のおもてなしは低レベルだが、
それでもこうして親戚を迎えてディナーを楽しめるくらいには成長した。
考えてみれば二人は、旦那と私の両家族の中で、
アメリカに住む唯一の親戚なのだ。
また近いうちに会えるといいなぁ、と思う。

夏休み 前半戦

6月の2週目から、子ども達は夏休みに入った。

例年通り、子ども達も一緒に毎日オフィスに通っている。
自営業でなければ託児施設を探したり、サマーキャンプに登録したりと、
なかなか大変なはずなので、自由が利いてありがたい。


今年は雨がよく降る。
ここ数年フロリダは水不足で、池や湖が干上がってしまった所もあるので、
天を仰いで「恵みの雨」と感じている人は少なくないはずだ。

我が家の庭も青々としている。
草がぐんぐん育つので、芝刈り機がちょくちょく登場している。


暑くなってきたら我が家の愛犬、ボボにノミが沢山ついてしまった。
いつも外にいるので仕方がないのだが、
もう少し予防対策をしておくんだった、と後悔している。

そのノミが人間にくっついて家の中まで侵入してきてしまったらしい。
私も子ども達も、あちこち咬まれてかゆい。
スプレーを撒いたり、寝具を繰り返し洗ったり、ノミ退治に大わらわ。


そしてどうやら家の中にネズミがいるらしい。
台所の一角、引き出しの中にフンを見つけた。
気持ちが悪いので、引き出しという引き出しを空っぽにして
掃除機をかけ、除菌ワイプで拭いてから整理整頓、と
これまた大騒ぎ。

台所に続いて『開かずの扉』状態になっているクローゼットや
『物置』状態になっている第2寝室も掃除した。
いつも読んでくださっている方はもうご存知だろうが、
私はなかなかのケチなので「もしかしたら着るかも」と
念のためにとってある服があるが、
よくよく見ればもう着ることはないのは明らかだ。

最近見つけたのだが、我が家からそう遠くないガソリンスタンドの駐車場に
「サルベーション・アーミー寄付箱」が設置されている。
大きな鉄のゴミ箱、といった外見だが、
靴や服を中に入れておけば回収されていく、というシステム。
ダンボール3箱ぶんの服を投げ入れたら、心もクローゼットもスッキリ!


もともと掃除が行き届いている家ではないし、
動物が沢山いたり、ジャングルの様な森に囲まれて暮らしているので
僻地に住んでいる様な問題に悩まされる。
そして気付くと、あらゆる物が増えて溢れ返っている。

できるだけシンプルに、自然に寄り添って暮らしたいと思うけれど、
実際は、なかなか難しい。

アフリカ土産

アフリカで研究をするクリスから手紙が届いた話を書いて久しい。
その後もガーナの動物や自然の写真がついた絵葉書が何度か届き、
息子達と私はクリスに返事を書いて、文通を楽しんでいる。

そのクリスの所へ、彼の両親 マイクとナンシーが行って来た。
息子でもいなければガーナ旅行など、なかなか行くチャンスがない!
と、2人は意気込んで、たっぷり2週間、
観光を楽しみ、息子のガーナでの生活ぶりを見て、
お土産話を沢山持って帰って来た。

そして話だけでなく、思いもかけない素敵なお土産も持って来てくれた。
ghana shirt1
息子達にはシャツ
ghana shirt2
動物がついているので、子ども達が喜ぶのはもちろんだが、
ろうけつ染めなので大人の私が見入ってしまうほど、
味わいのある仕上がりになっている。

さらに、私にもお土産があると言う。
silk bag
オシャレな絹の袋から出て来たものを見てビックリ!
クリスがブログに写真を載せたのに対し、私が
「かわいいっ!買えるものなら絶対買う!」と
コメントした品々だったのだ。
clutch
お財布
frill
腰に巻くフリル・ベルト


実はクリスの研究というのは、
ガーナのファッション界についてなのだ。
その起こりと歴史を調べ、
イギリス植民地時代を経て、現在高まりつつある
ガーナの特色あるファッション・ムーブメントを取材し、
論文にまとめて発表しようとしているのだ。

彼のブログは研究内容が含まれているので、
招待制になっていて、一般には公開されていない。
そういう理由で、ここにリンクを貼る事ができなくて残念だ。

もともとエキゾチックな模様や色合いに弱い私は、
見る作品、見る作品、全てに魅せられてしまった。

とにかくガーナのファッション界は熱い!

明るく刺激的な色合いと大胆な柄の布を使った、
エキゾチック、且つ、オシャレなデザインの服。
ファッションショーやブティックがあったり、
先進国に住む人間にとっても「いい値段」の服が、
文字通り、飛ぶように売れていく様子など、
私にとっては、かなり驚きの事実であった。
失礼な話だが、ガーナという国名からは
デザイナー・ブティックでお買い物を楽しむイメージはなかった。

と、ここまで書いて、ビデオのリンクを送ってもらったことを思い出した。
私のクドイ説明など、無用だったようだ・・・
どうぞ、ご覧あれ!

ハチドリと 温かい人と

去年、我が家の軒先に茂るナイトブルーミング・ジャスミンに
群がっている小さな生き物をハチドリと間違えた
その生き物が「ガ」だと気付かせてくれたのは、
ベンツ老夫婦の軒先にやって来る、本物のハチドリだった。


今年の母の日はブルーベリー摘みを楽しんだ後、
アメリカのおじいちゃん、おばあちゃんとして慕っているベンツ夫婦を訪ねた。
キッチンでサンドイッチを食べていた老夫婦。
ブルーベリーの話で盛り上がっていると、窓の外にハチドリが!
大の鳥好きである旦那のリクエストでビデオを録ってみた。

毎年必ず、3月15日に姿を現すのだそうだ。
何度見ても、魅力的な鳥である。


さてさて、この母の日サプライズはこれだけで終わらなかった。

うちの車屋から、車を買ってくれた夫婦の家が
ベンツ夫婦の家からそう遠くなかったので、突然だが、訪ねてみる事にした。
この夫婦はニワトリを沢山飼っていて、
「いつでも見に来てよ!」と言ってくれたのだ。
引き出しに仕舞ってあった、夫婦手書きの地図を頼りに行くと、
未舗装の道路を、ニワトリが我が物顔で歩いている地区に入った。
夫婦の家はその行き止まりにあり、なかなかワイルド。
最近ボブキャットが来てニワトリを襲うので、
100羽近いニワトリ達が全て籠に入れられて、並んでいた。
なんだか可哀相な光景で、張り切っていた旦那も幻滅した様だった。
「俺ももっとニワトリを増やす!」
などと言い出すかと心配していたので、内心、ホッと安心したのだが。

さらにもう一人、同じように「訪ねてきなさい」と言ってくれたおばさんが、
これまた近くに住んでいるので、行ってみる事にした。
こちらは「裏庭の池にカメが沢山いた」という誘い文句(?)だった。
ところが年々雨量が減り気味の異常気象で、その池は干上がってしまったのだそうだ。
当然、カメ達はどこかに行ってしまった。
あまり期待しないで行ったのだが、なんと!
turtle walk
カメが道を歩いているではないか!
とは言っても、リクガメだったのだが。
子ども達が大喜びで車から降りていくと、
カメとは思えない速さで方向転換し、必死に走って逃げていった。
捕まえたがる長男を説き伏せて、カメおばさんの家を訪ねると、
玄関前に、大きな白いガチョウが2羽いるではないか!
ものすごい剣幕で
「ガー!ガー!ガー!」
と、番犬よりずっと騒々しい。
突進する素振りも見せて、正直、怖かった。

それにしても、皆、人がいい。
ニワトリ夫婦も、カメおばさんも、アポ無しで訪ねていって、
家の前に車を駐車してから電話をかけてみたのだが、
どちらも電話に出なかった。
それでも裏庭や家の周りを勝手に歩き回る旦那と息子達。
不法侵入じゃ!?と、ハラハラしているのは私だけなのだ。
そして散々歩き回って、あーだ、こーだ、と大声で話していると、
ニワトリ夫婦の奥さんが笑顔で家の中から出てきたり、
カメおばさんが顔を出して、池の話をしてくれたりするのだから、
その「おらが村」的親近感・ウェルカムムードに感動してしまった。


とは言っても、お客様の家を常にアポなしでランダムに訪ねているワケではない。
動物が繋ぐ縁、とでも言おうか。
そういう話題に乗ってきて、「うちにおいで!」と言ってくれる人に
悪人はいない、という事なのだろう。

「今日はいい日だなー!」と、車の後部座席でご機嫌だった子ども達。
こんな風に優しい人々に出会って育ったら、
懐の深い人間に育つに違いない。