帰って来たカミツキ

前回のエントリーにて、長男の大事なペットのカミツキガメが
ポーチの水槽から逃げてしまった話を書いた。

その脱走から2週間後。

庭にいた長男が、大声をあげながら家に飛び込んできた。
「カミツキがいた!」と言うのだ。
網で池をかき回していたら、何かがガシッ!と噛みついたらしい。

そうは言っても濃い緑色に濁った水。
中にいる動物の姿は見えない。
カミツキなだけに、下手に手を入れて、
指を噛みちぎられてはたまらないので、
私は捜索を渋っていた。

長男は「カミツキ捕獲法」の話しかしない。
耳に胼胝ができる、とはこのことか、と悟るまで
あーだ、こーだ、と私に言うが、自分では行動を起こさない。
(やはり、カミツキなだけに怖いらしい。)

そうして半ばヤケになった母。
バケツで池の水を汲み出すことにした。
池とは言っても人工の小さいものなので、
5ガロンバケツを水に入れて脇の花壇に水を流す、
という作業を10回ほど繰り返すと、だいぶ水かさが減った。
「いた!」という長男の声にギョッとして見ると、
水の中にトゲトゲした甲羅が見え隠れしている。

やはり、カミツキはこの池に潜んでいたのだった。

網を使って慎重にバケツに入れて、
無事、指を失う事もなく、カミツキ捕獲成功。
室内の55ガロンに水を少しだけ入れ、カミツキを入れた長男。
今度は逃げる心配もないだろう。

最初は少し元気がなかったカミツキも、
数日後には餌の冷凍小魚をがっついて元気いっぱい。
と言うわけで、カミツキは無事、我が家に戻って来たのだった。

カミツキが入った水槽は、家の真ん中にあるカウンター、
台所側に回ると、調理台の目の前に鎮座しているので、
凶暴なヤツをチラチラ見ながら、料理をする毎日である。

動物園の近況

イランへ3週間旅行している間、動物達はそれぞれ元気に生き延びてくれた。

我が家は自営業の車屋と隣接しているので、
従業員が、毎日の犬と鳥たちの餌係を担当してくれた。
その作業分のお給料は・・・生みたて新鮮卵でお支払い。

長男のペット達は皆、爬虫類ショップに預かってもらった。
ウーパールーパー6匹と、アンフューマ1匹。
帰宅後、さて、ペットシッター代は、どこまで嵩んでいるか、と
冷や冷やして受け取りに行った。
すると店主に奥に呼ばれ、彼が神妙な面持ちで冷凍から取り出したのは
小さなウーパールーパーの死体。
今年の春、長男が孵化させたウーパールーパー3匹のうち、
一匹が死んでしまったというのだ。
「本当にすまないと思っている。
お詫びに店のウーパールーパーから1匹、好きなのをあげるよ」と
オファーされた長男は、神妙な面持ち。
どうするのかな?と見守っていると、
「じゃあ、あのカミツキガメがほしい」と交渉し始めた。

実はイランにいる間から、
「フロリダに戻ったらカミツキガメを飼いたい」と
ずっと言っていたのだった。
店主は不意を突かれて、言葉に詰まっていたので、
「差額は払うから、カミツキガメを売ってほしい」と
私からも頼んでみた。

そういういきさつで、10ドルで手に入れたのがコイツ。
kamitsuki

英語ではSnapping Turtleと言う。
名前の通り獰猛で、噛まれたらかなりの大怪我をしてしまう。

現在、甲羅の大きさは20㎝あるかないか、というくらいだが、
どんどん大きくなるよ、とお店の人に言われてしまった。

家に帰って、おっかなびっくり、30ガロン水槽にカメを移した長男。
私と次男は水槽の脇を通るのにもビクビクだ。

本当に食欲旺盛で、冷凍の小魚が見る見る減っていく。
食べる時の噛みつき様も恐ろしい。

やがて長男がどうしても外の100ガロンに移したい、と言い出した。
この水槽にはオスカーフィッシュが入っているので、
私も旦那も反対したが、長男がどうしても、と言うので移動。
kamitsuki2
息継ぎをするための石段も長男が工夫した。
オスカーフィッシュとは、大きなケンカもせず、
平和に、順調に大きくなっている様に見た。

ところが!

我が家にやってきてもうすぐ1か月、という頃。
カミツキが水槽から脱走した。
朝、長男が餌をやりに外へ出ると、こつ然と消えていたのだ。
庭をあちこち探したが、どこにも見当たらない。
水が深めだから、と石段をかなり上まで積み上げていたので、
外へ出てしまったのだろう。

結局、カミツキは今も見つかっていない。
近くの小川まで、ひた走りに走ったのか。
はたまた、我が家の人工池の奥底に隠れているのか。
真実は誰も知るところではない。

takio

タキオさん(メス)は相変わらず甘えん坊である。
鳥なのに犬の様にすり寄ってきて撫でてもらいたがる。
撫で始めるとご覧の様に座ってご満悦の表情。

さらに我が家には4羽のターキーが増えた。
春先に農家から有精卵を買って、ニワトリに抱かせて孵した。
イランへ行っている間にずいぶん大きくなって、
見違えるほどにターキーらしくなった。
タキオさんとは違い、用心深いので近寄れず、
いい写真が撮れないのだが、
なんでも珍しい種類で成長すると見事らしい。
楽しみな事だ。

canaries
カナリアの赤ちゃんもまた2羽孵った。
緑がかった茶色の父鳥と、黄色の母鳥のベイビーなのでこんな色。
とっくの昔に春は終わったのに、いまだに産卵期?
去年と今年生まれた、2世達が共同生活をする鳥籠は満員状態。
もう1つ、鳥籠を買わなければならない様子だ。


爬虫類ショップから戻ったウーパールーパー達も元気にしている。
s baby axo
ベイビー(小)
L baby axo
このベイビー(大)はどんどん大きくなり、
melanoma
この黒いウーパールーパーを追い越してしまった。

長男の観察では、体が大きいものはオスだろうと言う。
そういわれれば最初に飼った2匹も、
オスのモモちゃんが一回り大きい。

という事はチビ3匹はメス2匹、オス1匹。
来年の春にはベイビー(大)と黒のウーパールーパーも
カップルにするのだ、と長男は意気込んでいる。


この他にもまた、ヒヨコが2羽孵っていたり、
我が家の周りでは果てしない繁殖ブームが起こっており、
動物園はジワジワと拡張を続けているのだ。

サラソタ旅行記 ~後編~

サラソタ2日目は、早朝から張り切って出発!
目的地は『シエスタ・ビーチ』。
全米NO.1に輝いたこともある、大人気のビーチなので、
朝9時を過ぎると、広い駐車場は満車状態になってしまうそうだ。

早起きしたお陰で楽々駐車できたが、ビーチに出るともう先客が沢山いる。
カラフルなパラソルがエメラルドグリーンの海と白い砂浜に生える。
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最高の青空!
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メキシコ湾側は大西洋に比べて穏やかなのだが、
このビーチは程よい波があり、海気分を満喫。


一日中ビーチでまったりしていたいくらいだったが、
欲張りな私達は次の目的地『Mote水族館』へ。
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太陽降り注ぐビーチから、ひんやり薄暗い水族館に入ると、
まるで水中にいるような錯覚に陥る。
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道路を挟んで反対側の別館には、大好きなマナティーもいた。
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少し涼んで元気を取り戻した一行は、
マリー・セルビー植物園』へ。
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あっと息を飲むほどの入口。
ダウンタウンのビル群が、すぐ脇にあるとは思えない。
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温室にはエキゾチックな植物が所狭しと並ぶ。
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小さいけれど盆栽コーナーがあったり、
日本庭園をイメージした区画には池もあった。

昨日に引き続き、圧巻のバミアン樹林。
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自然の木に植物を移植(?)したもの。
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古い木造の中は植物の絵や、
この植物園で結婚式を挙げた人達の写真が飾られていた。
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お土産売り場と植物即売所が隣接していて、
色々な植物が売っている。
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先日、知人からもらったバミリヤという美しい花は、
初めてみる花だったのだが、なんとここにはバミリヤがこんなに!
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どれも私のバミリヤとは違うけれど、それぞれが個性的・魅力的。
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花の写真を載せ始めたらキリがないので、この辺で。

1泊2日のサラソタ満喫旅行記、これにておしまい。

サラソタ旅行記 ~前編~

イラン旅行記に続いて、また旅行記!
今回もズラズラ15回も続くのでは?と、
すでに背筋に悪寒が走った方がおられるといけないので、
前編・後編と銘打って始める事にする。


誰から仰せつかったわけではないが、
『フロリダ娘』と題しているからには、
フロリダの魅力を発信するのが任務、と
勝手に思っている、はた迷惑なキャンペーンガールが今回旅したのは、
サラソタという海辺の観光地である。


フロリダ州、特に南の方は退職後の安住の地として、
常夏の気候を求めて全米からリタイア族がやってくる。
サラソタもそんな場所の一つであり、また美しい海や町並みが
沢山の観光客を集めている。


我が町から南下すること3時間。
土砂降り雨に歓迎されて到着し、
晴れ間を待つため、早めにホテルにチェックイン。
夕方、リングリング・ミュージアムへ。

『リングリング・サーカス』と言えばかなり有名なサーカス団だが、
その昔、全米を旅して回った彼らが冬季駐在していた場所がここだった。
アートの収集家でもあったジョン・リング氏が買い集めた美術品や、
サーカスで実際に使われた道具や記念品を展示して、
ミュージアムとして一般公開している。

このミュージアムの敷地内で、期間限定でサーカスをやっている、
と知って、当日券を買って見よう、とお気楽に考えていたのだが、甘かった!

満員御礼、売り切れである。

しょんぼりする我ら一行を励ますように、係員のおばさんが、
「庭でも見て行ったら?」と教えてくれた。
ミュージアムは閉館してしまったけれど敷地内を30分ほど散歩できた。
(庭は入場無料。)

このお庭が予想以上に素敵!
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色とりどりのバラが咲き乱れる「バラ園」あり、

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エキゾチックな木が沢山あり、
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植物大好き男の旦那は汗をダラダラかきながら大興奮。

この木は枝から長い根を地面におろし、
それがどんどん太くなって、広大な範囲を覆う様に育つ、と
ガイドになりきって熱心に説明。

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さて、この木はなんでしょう?
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こんな実がなるの!?
答えは・・・
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庭の一番奥、海辺に建つ元リングリング邸宅は豪華そのもの。
今はカフェになっている。
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今回は閉館していて入る事ができなかったが、
もう一度来たらぜひ、美術館にも入りたい。
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一雨来そう!と慌てて車に戻ったけれど、
ポツポツ小雨で、なんとかお天気は持ちこたえ、
ロングボート・キーの公園へ。
思ったよりも大きな敷地に、整備された遊歩道が続いている。
人っ子一人おらず、マングローブ林を歩いていると、
孤島の不思議な異空間にいる様だ。
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同じフロリダでも、3時間南下すれば植物がだいぶ違う。
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湿った地面には無数の穴が開いていて、
カニが出たり入ったりしている。
それを見つけて大興奮の子ども達。
あれ?どこ行った?
と二人を探せば、遊歩道の先でこんな状態に。
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旦那は、はしゃぎ疲れたのか、最愛のパートナーとまったり。
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