2015年 おせち料理

明けまして おめでとうございます。
 今年も何卒 『フロリダ娘』をご愛読いただきますよう  
                    よろしくお願い申し上げます。


フロリダに住んでいたって、日本人はお節料理が食べたいのである。
それはもう仕方がないことであって、食べるためには最大限の努力をする。
そんな食いしん坊万歳!精神に富んだ精鋭たちが今年も揃った。

日本でなら食材調達も簡単、
自宅で作らなくても買ってきて並べてしまえる場合も多い。
しかしここはフロリダの田舎町、食材探しも一苦労なのだ。
そこで在住日本人達は知恵を絞って、交換会を開くことにした。
1人が1~2品担当のお料理を決め、参加人数分を作って交換会に持参し、
交換し合えば、立派なお節料理が出来上がる、というわけだ。
そんなお節の交換会、音頭取りをかれこれ3年続けているフロリダ娘。

今年は呼びかけるのが少々遅れてしまったが、
皆さんのおかげで、こんなに立派なお節料理が完成した。
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昆布巻き、鶏肉の松風焼き、紅白かまぼこ、鮭の照り焼き、海老の旨煮
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黒豆、栗きんとん、紅白なます、春巻き
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お料理上手な奥様方が多いので、どれもこれも美味しかった。
元旦に登場したかと思いきや、あっという間にほぼ完食。

今年、私が担当したお料理は、エビの旨煮と、
新潟の郷土料理「のっぺ」である。

エビは地元の魚屋さんに買いに行った。
私が普段このお店に行くことはまずないのだが、
ニューイヤー・パーティーの準備なのか、お店はとても混み合っていた。
こんなにシーフードが人気なのか!とビックリ。
隣に立っていたおばさんが1ポンド20ドルの大きな帆立貝を
1.5ポンドも買っていて、もっとビックリ!
どうやって食べるのか、かなり気になったが、
そこは小心者のフロリダ娘、羨望の眼差しで帆立を見るだけに留めた。

それから「のっぺ」の材料を買いに中国系スーパーへ。
色々と手に入らない食材があるかな?と心配していたが、
意外にも材料はすべて揃ってしまった。
銀杏、かまぼこ、しめじにえのき、
出汁がよく出る干し貝柱まであった。
日本の干し貝柱に比べると極小、しかも冷凍されていた。
さてここで問題。
コストがかかって大ハズレだった食材、何だとご想像するだろう?

正解は・・・・
こんにゃく

今までに見たことのないパッケージだったが、
板こんにゃくは必要不可欠なので購入。
自宅で袋から取り出そうとしたら、触った場所から崩れそうになる。
なぜか、寒天のような歯ざわりだった。
人生初、ハズレな板こんにゃく、3つで800円なり。
そんなハプニングもありながら、初めて一人で作ってみた「のっぺ」完成。
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毎年、大晦日の朝になると、
おばあちゃんが台所の板の間に座り込んで、
大量の里芋、ニンジン、こんにゃくを拍子切りにしていたっけ。
2年前におばあちゃんは天国に行ってしまったけれど、
今は母が大鍋にたっぷり作っているだろうし、
孫の私も、こうやって自分で作れるようになったよ、
と、心の中で報告しつつ野菜を切った。

<作り方>
1、干し椎茸を水で戻しておく。干し貝柱を手で小さめに裂いておく。
2、里芋、ニンジン、タケノコ水煮、板こんにゃくを拍子切りにする。
匂いが気になる場合は、鍋に水と板こんにゃくを入れて煮立て、湯を捨てる。
3、1と2の材料と銀杏を鍋に入れて、材料すべてが浸るくらいの水を入れて火にかける。
干し椎茸の戻し汁も入れるとよい。顆粒だしも入れる。
4、かまぼこは拍子切り、しめじとえのきも洗いながらほぐして適当な長さに切っておく。
5、3が煮立ったら灰汁をとり、醤油、酒、みりん、塩で味を調える。
6、4の具材を足して、再び煮立て、火を弱めて里芋が煮崩れない程度に煮込んで完成。

田舎料理なので調味料の分量は適当に味見しながら決める。
実家では火を止めてから、いくらを散らすが、アメリカでは勿論手に入らず。
温かくてもおいしいが、冷やして食べる2日目、3日目の「のっぺ」は格別だ。

そしてお正月には欠かせないお餅を担当してくれた方も!
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こうして協力して完成したお節料理は、
日本の味を堪能できると同時に、
皆さんに支えられて生きていることを実感、
また、私も皆さんのお役に立てるよう、今年も頑張ろう!と
元旦に気合いを入れてくれるのである。

2015年のフロリダ娘、始動!!
Comments

No title

のっぺって、知りませんでした。ウィキペディアで読んでみました。新潟の郷土料理なんですね。いろんな具が入っていて、おいしそうだし、とってもヘルシーそう。そのうち作ってみたいです。銀杏ってすごく懐かしいですが、フロリダで手に入るんですか? 
おばあさんが野菜をせっせと切っている姿、そういう姿ってとても懐かしくて、思い出すと心温まりますね。いつかは私たちがそんな姿になって子どもや孫の思い出に残っていくんでしょうか。

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。
まさかフロリダでのっぺが振る舞われているとは!!
新潟人としては嬉しい限り。
家ののっぺは例年と違って、母が峰村醸造から出汁の元を購入してきて作成。
ちょっと甘めで、とてもおいしかったよ~。
そんなのっぺだけど、近年では食べたことない&存在も知らない子供も増えているそうで。
時代かな~。

ashさん

今年もよろしくお願いします!
そうそう、新潟県民のソウル・フード、のっぺを作ったよ。
出汁の入ったのっぺもおいしそう。今回のっぺを作るために検索してみたら具材が違ったり、調味料が違ったりで、けっこうバリエーション豊か。最後は実家に電話をして、小さいころから食べていた懐かしい味を再現してみたよ。
それぞれの家庭や地方で少しづつ違うのも土地に根付いた「郷土料理」って感じで味わい深いよね。いつまでも、世代を超えて受け継がれてほしいものです。

ボーダさん

のっぺは新潟以外の県でもあるようですが、私にとってはお正月といえばこれ!という料理でした。今までアメリカで作ったことがなかったのですが、予想以上に材料が簡単に手に入ったので来年から毎年作ろうと思ってます。
銀杏も中国系食料品店に売ってました。真空パックでGinko Nutと漢字の「銀杏」、どちらも書いてありました。中国でも食べるのかな?
子供たちの目には、私はどう映っているのか謎でありますが(笑)、おせち料理を作ったり、書初めをしてみたりと日本人として生きている姿を見せていきたいと思います。
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