イラン旅行記 <4> ラバサンのサクランボ園

イラン人の抱く夢の一つに、果樹園付き別荘を買うことがある。
テヘランから山一つ越えたラバサンという地区は、近場の別荘地として人気だ。
義弟のベヘルーズは、3年前にこのラバサンに果樹園を購入したばかりで、
前回私達家族が訪れた時には、建物はまだ整備中だった。
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今回、別荘は内装が完成し、2階にはベランダまでついていた。
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庭の木にはさくらんぼがたわわに生っている。
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滞在中何度も足を運んで、さくらんぼ狩り+食べ放題を楽しんだ。
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私たちがイランに滞在中、映画監督のアッバス・キアロスタミ氏が亡くなった。
テレビでも大きく報じられていたけれど、
オスカーの家族は誰もキアロスタミ映画を見たことがないらしい。
私は高校時代によく映画を見にいっていたので、彼の作品も何度か映画館で観ている。
検閲の厳しいイランで映画を作るのは難しそうだけれど、
キアロスタミ氏の映画は海外にも高く評価される作品が多く、
イランが誇るべき映画監督だったと思う。
ただ作品に娯楽性があるかと言われればそうでもなく、
その素朴さやイランらしい景色は、現地の人には魅力的には映らないのかもしれない。
このキアロスタミ氏の自宅がラバサンにあったそうだ。
彼の死後数日経って、棺が運ばれ、埋葬される様子がニュースに出ていた。
「ラバサンだ、ほら!見てごらん!」と義弟に言われ、
それなら、と「キアロスタミ氏のお墓を訪れたい」とお願いしてみた。
しかし場所がはっきりわからなかったのか、今回は実現しなかった。
次回、イランを訪れる時にはぜひ、キアロスタミ氏の眠る場所にお花をお供えしたい。
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墓地を探して車でうろうろしていたら、川べりに出てしまった。

別荘地としての開発が進むラバサンには、今回高級デパート的な建物ができていた。
海外有名ブランドのお店が沢山入っていて、地下はスーパーマーケット(デパ地下)。
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1度だけお買い物に入ったら、なんと!寿司が売っていた!
(興奮して写真を撮り忘れた。)
寿司とは縁遠い地なので、味は当然褒められたものではなかったが、
値段は以外にも400円ほどと安価であった。
しかしまた買おうとは思わないし、これではイラン人が
「いやー、寿司っておいしいねぇー」と思うこともないであろう、と思われる。
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イランには昔懐かしい商店街的なお店が多く、
パンはパン屋さんで焼きたてを買うし、薬は薬局で、
野菜や果物は八百屋で買うことが多い。
スーパーマーケットはあまり見かけないが、今回コンビニ風のお店が
あちこちにあったので、もしかしたら少しづつ、
お店も西洋的な様式に変わりつつあるのかもしれない。
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