イラン旅行記 <6> ハマダーン旅行①

今回の帰郷で唯一、泊りがけで訪れたのがハマダーンという街だった。
この街は世界で最も古い都市の一つで、聖書にも記録があるそうだ。
古都らしい史跡や建造物が多く、テヘランから300キロ以上離れているが
人気のある観光地だ。

昼過ぎにテヘランを出発し、イランらしい荒野を南西にひた走る。
途中スピード違反の取り締まりに2度も止められてしまい、
義弟のベヘルーズは苦し紛れに
「スピード出しすぎのはずがない!
俺の車には日本人が乗っていてスピードを出させてくれないんだから!!」
と私を言い訳に使ったらしい。
警官達と義弟がニヤニヤこちらを見ているなぁ、と思いつつ、
車内から笑顔を返していたら、なんと日本人に免じて2回目のスピード違反はなかったことに。

夕方、ハマダーンに到着してホテルを探す。
先述のラマダン(断食月)の影響で、繁忙期の半額で泊まることができたらしいが、
それでも一泊約2万円のお部屋(ビュッフェ形式の朝食付き)。

日も傾いていたが、せっかくなので観光することにした。
hamedan1.jpg
まずはロープウエーに乗り、
hamedan2.jpg
ハマダーンの街が見下ろせる山の上へ。
その頃には日もとっぷり暮れ、明かりがくっきりと
その円形の街の形を浮かび上がらせていて綺麗だった。
hamedan3.jpg
(手ぶれ、すみません・・・)
山の上にはモスク(イスラム寺院)があり、
そこまで野原のような道を歩くのだが、途中大きな岩がそびえ立っていた。
誰かの墓石らしいのだが、ほぼ暗闇で何も見えない。
その岩山をオスカーと弟、そしてうちの子供たちが登っていき、
声は聞こえるが姿形が全く見えなくなってしまった。
足でも滑らせたら・・・と想像すると恐ろしくなり、
離れた場所から「早く戻れ!」と念じ続けた。
ようやく戻ってきた男性陣と再びロープウエーに乗って山から下りた。
hamedan4.jpg
上からも見えた滝
広場になっている場所には露店が出ていて、観光客も沢山いた。
hamedan5.jpg
観光客の一人に「ギャンジュ・ナーメ」の存在を教えてもらい、その場所へ。
hamedanGangename.jpg
ペルシャ王を称えた詞が3つの古代言語で記されているのだが、
もう暗かったのでよく見えず、何だか理解しないままササッと記念写真を撮った。
フロリダに戻った現在、長男は歴史の授業で古代文明を学んでいる真っ最中。
メソポタミア文明、ペルシャ帝国など、まさに彼の地で
遥か昔に巻き起こった事象を勉強しているわけだ。
「先生が説明する楔形文字が刻まれた場所へ夏に行った、
なんて友達はクラスに誰もいないだろう!
お前の体にはペルシャ人の血が流れているんだぞ!」
と、今更ながらに大興奮した母であった。

ハマダーンの旅はつづく・・・
Comments
Post a comment
Only the blog author may view the comment.